農福連携に取り組むことで、障がいのある方の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあります。
現在では全国各地において、様々な形での取組が行われており、農福連携は確実に広がりを見せています。
また、これまでは主に「農業×障がい福祉」という狭義の文脈で語られることが多かった農福連携ですが、農と福のもつ意味の広がりが生み出す新たな価値への期待から、近年では「ノウ」の定義は農業だけではなく農林水産業や自然全体へ、「フク」は人全般へと広がっており、これからのノウフクの可能性を表し、『農福連携等』として新たな広がりが期待されています。
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就労支援施設ってなに?
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障がいや病気などの理由で働くことが難しい人に対し、働く場を提供したり、仕事のスキルを身につけるために支援する施設のことだよ!
就労支援施設の中には就労継続支援A 型、就労継続支援B 型っていう施設の種類があるんだ。
他にも生活介護、地域活動支援センターと呼ばれる施設などもあるよ。
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どういう農業者さんが農福連携してるの?
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農業者さんに直接聞いたんだけどね、みんなそれぞれ農福連携に取り組んだきっかけは違うんだ!
以前から福祉とのつながりに興味があった。
すでに知り合いがおこなっていた。
農業者さんの家族がパワーダウンしてしまった。
人手が欲しい。などなど
連携のきっかけはどうであれ、農業と福祉、Win-Win の関係なら素敵なことだよね!
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迎えに行ったり、お茶とかを出さないといけないの?
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迎えは必要ないよ!利用者さんは支援員さんと一緒に作業現場に向かって、作業が終了したら一緒に帰るよ!
休憩時の飲み物は就労支援施設や利用者さん各自で用意しているから心配ご無用!
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作業中の利用者さんにちょっと仕方を教えたいんだけど?
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利用者さんはそれぞれいろんな個性があるんだ!だから、直接、利用者さんに伝えるのはやめてほしいな!
そのために支援員さんがいるわけだからね!なにかあったら、支援員さんに伝えてね!
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そもそも福祉のこと・・・よく知らないんですが・・・?
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知らなくても大丈夫!確かに『障がい』の内容はデリケートな感じがするけど、実は支援員さんは聞いてもらっても構わない、むしろ聞いてほしいと思っている支援員さんもいるんだ。
そこから理解を深めていけたらすばらしいよね!
福祉のプロと農業のプロが手を取り合う事で生まれる連携 !
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どれくらいの量やレベルの作業をお願いしていいの?
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就労支援施設によって得意不得意な作業内容があるし、作業が出来る利用者さんの人数も違うんだ!
まずは依頼作業をおこなう就労支援施設の支援員さんとの打ち合わせだね!支援員さんに聞いてみるといいよ!
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やっぱり支援員さんは忙しいから、あんまり作業日以外には連絡したらダメだよね?
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いやいや!現在、農福連携をおこなっている農業者さんたちは、しっかりと密に就労支援施設と連絡を取り合っているよ!お互いを深く知っていくことは長く続けていくために重要なことだよ!
そうそう!話が盛り上がって、思ってもみなかったことに、繋がっていくこともあるし。可能性は無限大!
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作業を依頼したいんだけどどこに連絡したらいいの?
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農業者さんが直接、就労支援施設を調べて連絡してもいいけど、『特定非営利活動法人 とくしま障がい者就労支援協議会』に連絡したほうが、たくさんの会員の就労支援施設に依頼内容を一斉に発信してくれるし、スムーズに話を進めることが出来るんじゃないかなぁ。