平成16年1月に通所授産施設なごみとして開設され、平成23年4月より自立支援法に基づき、指定障害福祉サービス事業所なごみとして新体系に移行致しました。現在、なごみでは、就労継続支援Ｂ型事業（定員30名）の他、就労移行支援事業（定員10名）、就労定着支援事業の計３事業を行っています。支援学校卒業後から定年を迎えた方まで幅広い方が在籍しており、利用者様一人一人が、意欲や目標を持ち、積極的に就労や社会参加にチャレンジできるような支援を目指しております。
　当事業所の強みとしては、同法人内の愛育会地域生活総合支援センターとの連携により、就労面と生活面の一体的な支援が出来るところです。　令和４年度からは、なごみと愛育会地域生活総合支援センターが"おりなす"として統合され、就労相談から訓練、就職、定着に至る継続的な支援を行うことでより一層利用者の皆様に安心感のあるサービスをご提供できるようになりました。

～一人一人に合った支援の提供～
福祉的就労を利用する方には、生産活動や企業実習にかかる知識、能力の向上および能力維持ができるように努めています。一般就労を希望する利用者には、知識・能力・技術向上が図れるよう職業指導をおこなっています。また、様々な業種の企業への実習を実施しており、実際の企業での経験を積むことで就労移行支援へのステップアップにつなげています。

～パンの製造販売～
　当事業所では、地域に寄り添ったパン屋さんを目指して平成11年『ぱんぱかぱん』を開設しました。皆様に美味しいパンをお手軽にお楽しみいただけるよう、素材にこだわり、外見もかわいいパンをリーズナブルな価格で提供しております。また、パンの販売だけでなく地域と連携して特産品を使ったコラボ商品を行っております。一例として防災クッキーのいのちのほっぺを共同開発し、先の能登半島地震にも支援させていただきました。また、季節の食材を取り入れたパンの開発、地域イベントや公共機関への出張販売も行っています。