知的障がい者等の通所施設として、平成22年10月に開設した。現在、就労継続支援B型サービス(定員20名)を提供している。自主生産活動として、そばや惣菜(天ぷら・すし等)に関する作業(製麺・調理・加工・販売)やアート作業(デザイン画、グラスアート、バッグ作成等)を提供している。自主生産活動以外では、利用者個々の障がい特性や能力・ニーズに応じて、企業実習や委託作業の機会の提供、農福連携事業の一環として、そばの栽培・収穫・加工の作業を提供している。利用者には、作業マニュアルや作業見本(モデリング)、スケジュール等を提示しながら、効率的に作業ができるように配慮している。主なそばの販売先として徳島駅構内に開設した「麺家れもん徳島駅」での店舗販売や移動販売車を活用した地域のイベントや病院・企業等において販売を行っている。
アート作業については、事業所を店舗兼作業所として作品展示・販売拠点として位置付けるとともに県内外の雑貨店等で委託販売を行っている。利用者の作品は、徳島県障がい者マイスターに認定された利用者(アーティスト)が多数在籍し、米袋を再利用したコンドワバッグやグラスアート作品が人気商品となっている。自力での来所が困難な利用者に対しては、自宅(周辺)まで送迎をしている。また、1ヵ月に2回程度、土曜日に余暇活動や作業開館日としてサービスを提供している。今後も利用者の自己選択・自己決定を尊重しながら、個々の自己実現に向けて支援をしていく。